クラウドのようなネットワーク構築を進めるソフトウェア企業 DriveNets Japanは、オープンネットワークの展開を加速し、IOWNネットワークソリューションをサポートすることを目的に、富士通およびUfiSpaceとの協業を発表した。この提携は、ネットワークオペレーターに大幅なコスト削減をもたらし、運用を合理化し、サービス機能を向上させることが期待されている。

この提携は、富士通のZR/ZR+モジュールとDriveNetsネットワーククラウドソフトウェアのテストと認証を完了し、UfiSpaceのホワイトボックスハードウェアに展開された。この成果は、通信レイヤーの三層を単一プラットフォームに統合し、スタンドアロンの光トランスポンダーの必要性を排除したことだ。

主な利点には、オペレーターのハードウェアフットプリントの削減、運用コストの低減、消費電力の削減が含まれる。富士通のZR+モジュールは、分散型ネットワーキングと組み合わせることで、世界中のサービスプロバイダーに選択肢を広げる経済的効率を提供する。

富士通オプティカルコンポーネンツのコーポレートオフィサーである布施 由起治氏は、「DriveNetsとの協業により、オペレーターはより効率的なネットワークを構築し、エンドツーエンドのネットワーク管理を簡素化できます」と強調した。UfiSpace Japanの責任者であるNorry Lin（リン・ノリー）氏は、「この発表はサービスプロバイダーの選択肢を拡大し、ハードウェアフットプリントの削減に貢献します」と付け加えた。

この提携は、DriveNets、UfiSpace、富士通オプティカルコンポーネンツが、高度な通信インフラのビジョンを共有するIOWNグローバルフォーラムと一致している。IOWNネットワークソリューションは、400Gbpsでの高速・長距離伝送を約束し、オペレーターがオープンスタンダードおよび検証済みハードウェアを統合し、将来に対応可能なネットワークを構築することを可能にする。

DriveNetsのグローバル戦略アライアンス担当副社長であるNir Gasko（ニア・ガスコ）氏は、「革新的なZR+モジュールと分散型ネットワーキングソリューションの組み合わせは、世界中のオペレーターにとって大きな経済的効率をもたらします」と述べた。この提携は、オペレーターが複数のベンダーのソリューションを組み合わせることを可能にするオープンで分離されたネットワーキングへのトレンドを反映している。

この統合ソリューションは、さまざまな分野の顧客からの進化する需要に応える、より柔軟で効率的なネットワーク設計へのアプローチをサポートすることが期待されている。

DriveNets, Fujitsu, and UfiSpace collaborate to accelerate open network rollouts