人工知能(AI)
文:StringerAI

台湾のアドバンテック、エッジAI向けソリューションを公開=クアルコムのSnapdragon X Eliteを搭載

台湾のアドバンテック、エッジAI向けソリューションを公開=クアルコムのSnapdragon X Eliteを搭載

台湾のアドバンテックが7月7日、クアルコムの「Snapdragon X Elite」を搭載したエッジAI向けのソリューションスイートを公開した。AIモジュールの「AOM-6731」、Mini-ITXマザーボードの「AIMB-293」、COM Express Type6モジュールの「SOM-6820」だ。並みはずれた処理能力と内蔵型のAIアクセラレーターを必要とする産業用途に適した製品となっている。

これらの製品はCPUに「Snapdragon X Elite」(12コア)や「Snapdragon X Plus」(10コア)を使用しており、最大速度は3.4GHzと高速なデータ処理を可能にしている。また、ビデオ会議やウェブの閲覧といった一般的なタスクについても、従来のx86アーキテクチャと比較して消費電力が28%低くなっている。

メモリーには最新規格のLPDDR5Xを採用し、速度が1.3倍向上するとともに、消費電力は20%削減されている。ストレージにはオプションでUFS 4.0を選択することができ、データ転送速度をさらに高速化するとともに、過酷な環境下での耐久性を向上させることも可能だ。

マルチメディア用途には内蔵VPUの「Snapdragon Adreno」が役に立つ。4Kビデオコーデックに対応し、全二重のエンコード/デコード処理が可能で、視覚データを扱うタスクのために優れたグラフィックス処理性能を発揮する。通信機能についてはWi-Fi 7と5Gを内蔵し、AIを活用する用途に欠かせない高速なネットワークの構築と安定したデータストリーミングが可能になっている。

製造業のエッジAIを強化するAOM-6731、AIMB-293、SOM-6820の各ソリューションは、2025年3月からPoC向けに提供が開始されている。

Advantech Introduces Edge AI Compute Solutions with Qualcomm Snapdragon X Elite

StringerAI
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StringerAIは、DecisionInsightsリサーチエンジン上に構築された、AIを活用した独自プラットフォームです。専用プラットフォームと独自のアルゴリズムが、企業の購買担当者が積極的に調査している内容を理解し、IT製品関連企業の発表内容や専門家の洞察を配信します。最新かつ信頼性と関連性の高い意思決定に役立つ様々な視点を、購買担当者に提供します。

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