人工知能(AI)
文:StringerAI

キャップジェミニがAI調査レポートを発表=AIエージェントの導入が増加

キャップジェミニがAI調査レポートを発表=AIエージェントの導入が増加

キャップジェミニ・リサーチ・インスティテュート(Capgemini Research Institute)が5月18日、企業のAI活用に関する調査レポートを発表した。今年はAIエージェントの導入が進む見込みで、とりわけ生成AIを早期に導入していた企業の間に広がることが予想されるという。また、AIに投資している企業のうち、5社中2社が1~3年以内に投資を回収できると考えていることが明らかになった。

主な調査結果としては、AIを調達やカスタマーサービス等の主要なプロセスに導入した企業がコスト効率を改善できていることがわかった。ROI(投資利益率)は平均で170%近くに達し、回答企業の62%が生成AIへの投資を前年よりも増やすと回答している。

企業によるAIの導入は進行の一途をたどり、生成AIを早期に導入した企業のうち、約30%がすでにAIエージェントを業務に活用しているという。同レポートでは2025年末までにAIエージェントのプロジェクト件数が48%増えると予測している。また、最大限の成果を出すためにはリーダーシップやガバナンス体制を強化するのがよいと強調している。こうした要素はROIの早期達成に関わるためで、達成までの期間はガバナンスがしっかりしていれば45%も短くなる可能性があるという。

業務プロセスにAIが導入されていくのに従い、職務内容も変化している。このため、企業は従業員の能力を大幅に強化する計画も立てている。生成AIを導入済みの企業は全体の36%となり、前年の20%から著しく増加した。企業が生産性や顧客体験といった主要な業績メトリクスの向上を目指すに当たり、従業員とAIエージェントが効果的に連携していくことが不可欠になりそうだ。

同レポートの調査はグローバルでの売上高が10億ドル以上の企業の経営幹部1,607名を対象に実施した。さまざまな業界で進められているAIおよび生成AIに関する取り組みを包括的に調査したものとなっている。

Capgemini report highlights agentic AI integration growth

StringerAI
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StringerAIは、DecisionInsightsリサーチエンジン上に構築された、AIを活用した独自プラットフォームです。専用プラットフォームと独自のアルゴリズムが、企業の購買担当者が積極的に調査している内容を理解し、IT製品関連企業の発表内容や専門家の洞察を配信します。最新かつ信頼性と関連性の高い意思決定に役立つ様々な視点を、購買担当者に提供します。

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