IT業務分野の実践力/応用力を評価する非営利のIT業界団体であるCompTIAの最新レポートによると、技術系労働力の失業率は2%に低下し、2023年11月以来最も低水準となった。米国の技術系労働力は、7,000人の新規雇用の純増により、現在約650万人となっている。

全体的な雇用の増加にもかかわらず、技術部門では6,117人の雇用減少が見られ、主にPC、半導体、部品製造業の縮小が原因とされている。これは、約560万人を雇用している技術部門において1%の減少にあたる。

CompTIAの最高研究責任者であるTim Herbert（ティム・ハーバート）氏は、技術系労働力の動向を追跡する上で100回目のリリースとなる本レポートの意義について次のように述べた。「過去10年間にわたって技術系労働者の動向を追跡してきた素晴らしい旅でした。こんな革新性とダイナミズムに満ちた分野の中心に立っていることは、本当に光栄です」

2024年12月、技術職の有効な求人件数は434,415件であり、そのうち165,189件が当月に新規追加された。主な需要分野には、ソフトウェア開発、ITプロジェクト管理、サイバーセキュリティ、テクニカルサポートなどが含まれている。

求人件数で上位を占めた主要な企業には、Amazon（アマゾン）、Accenture（アクセンチュア）、Deloitte（デロイト）、PricewaterhouseCoopers（PwC）などが含まれた。特に注目すべきは、12月の技術職の求人の45%が4年制大学の学位を必要としておらず、特にネットワークサポート、テクニカルサポート、プログラミングの職種ではその傾向が見られた。

さらなる詳細については、「CompTIA Tech Jobs Report」の全文がオンラインで公開されている。

CompTIA reports tech unemployment drops to 2% with hiring increase