Corningは、生成AIに対応するデータセンターインフラの構築を支援するために設計された「GlassWorksの人工知能（Artificial Intelligence (AI)）ソリューション」を発表した。このエンドツーエンドのポートフォリオには、高密度データセンターネットワークでの導入を容易にすることを目的とした新製品「Contour Flow Cable」が含まれている。

GlassWorksの人工知能（AI）ソリューションには、ケーブルおよび接続ソリューションに加え、ネットワークの計画や設計の支援も含まれている。これにより、データセンター内のAIワークロードや、それらを結ぶ長距離ネットワークにおけるスケールや高密度の要求に対応する。

CorningのContour Flow Cableは、既存のケーブル直径内に2倍のファイバーを収容できる点が特徴で、相互接続されたデータセンターネットワーク内での展開をよりシンプルかつ迅速にする。このケーブルは、大規模なグラフィカルプロセッシングユニット（GPU）のクラスターを支える高密度光学インフラを強化するというCorningの広範な戦略の一環である。

Corningのデータセンタービジネスユニットのバイスプレジデント兼ビジネスディレクターであるSean Kelly（シーアン・ケリー）氏は、新しいソリューションについて語り、Contour Flow Cableが都市間ネットワークの接続を効率的に改善するとともに、大規模なインフラ投資を伴わずに優れた光性能を提供できる点を強調した。

Contour Flow Cableの中核には、Corningの小型ファイバーである「SMF-28 Contourファイバー」が採用されており、高密度環境に適した曲げ耐性の強化が図られている。このファイバー技術により、高密度データセンターの運用に不可欠な接続ソリューションの展開が可能になる。

Corningの担当者は、4月に開催される光ファイバー通信会議および展示会（OFC）でGlassWorks AIソリューションとContour Flow Cableを披露する予定である。

Corning Launches GlassWorks AI Solutions for Data Centers