セキュリティ
文:StringerAI

サイキュリオンとiQSTELの協業が進展=AIを活用した通信向けセキュリティプラットフォーム

サイキュリオンとiQSTELの協業が進展=AIを活用した通信向けセキュリティプラットフォーム

サイバーセキュリティとAIを提供する 米Cycurion, Inc.(サイキュリオン)(NASDAQ:CYCU)、ハイテク通信および技術ソリューションを提供する米iQSTEL, Inc.(NASDAQ:IQST)の協業が進展した。両社の協業は通信向けセキュリティソリューションの開発を軸に数か月前に始まったもので、具体的な製品の開発・展開を進める実行フェーズに移行したという。

提携分野としては、通信キャリアのインフラのセキュリティ強化など、いくつかの重要領域に取り組む。ルーティングエンジンのルール群や料金請求システム、顧客データ管理といった極めて重要な業務のセキュリティを確保するソリューションを開発し、運用リスクの軽減を目指すとしている。

提供を予定しているサービスしては「Cyber Shield」などがある。ホワイトラベルのセキュリティプラットフォームとして提供し、通信事業者がこれを利用してマージンの高いセキュリティサービスを大企業や個人消費者などに提供できるようにという意図で設計しているという。

また、サイキュリオンは社内の業務改善とコスト削減を目指し、iQSTELのAIプラットフォーム製品「iQSTEL Intelligence」の統合を検討している。両社はそのほかにも、AIを活用した次世代セキュリティプラットフォームの開発を進め、通信事業者に向けた未然防止策の提供を目指すとしている。

両社は急速に拡大するサイバーセキュリティ市場への投入を目指し、2025年下期の商用リリースを予定している。同市場の規模は2030年までに5,000億ドルを超えるとみられている。通信分野では堅牢なデジタル防御が緊急に必要とされており、両社はセキュリティ需要の高まりに応えるものとしてこうしたサービスを位置づけている。

iQSTELのCEO、Leandro Iglesias(レアンドロ・イグレシアス)氏は今回の提携の可能性に自信を示し、次のように述べている。「私たちはサイバーセキュリティとAIのサービスを共同で提供していきます。通信事業者様とそのグローバルな顧客に対し、大きな 価値をもたらすものになるでしょう」。サイキュリオンのKevin Kelly(ケヴィン・ケリー)CEOは、両社の専門分野を掛け合わせたシナジーによって、通信分野に特化したスケーラブルなソリューションを構築することが可能になったと述べている。

Cycurion and IQSTEL enhance partnership with AI cybersecurity platform for telecom

StringerAI
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StringerAIは、DecisionInsightsリサーチエンジン上に構築された、AIを活用した独自プラットフォームです。専用プラットフォームと独自のアルゴリズムが、企業の購買担当者が積極的に調査している内容を理解し、IT製品関連企業の発表内容や専門家の洞察を配信します。最新かつ信頼性と関連性の高い意思決定に役立つ様々な視点を、購買担当者に提供します。

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