最近の調査によると、人工知能（AI）の採用が進む中、組織はデータの可視性に苦労しており、それがセキュリティの姿勢に影響を与えている。Bedrock Securityの2025年エンタープライズデータセキュリティ信頼度指数によれば、従業員数1000人以上の企業に勤める米国のサイバーセキュリティの専門家の82％が、機密情報を追跡する際に大きなギャップがあると認識している。

回答者の半数以上（53％）がデータの継続的かつ最新の可視性を欠いており、多くは機密資産を見つけるのに数日または数週間かかるため、データ漏えいに関するコストが上昇している中でリスクが高まっている。セキュリティチームは、複数のプラットフォームで生成されたデータが死角となり、迅速な特定が困難となる複雑な環境に身を置いている。

「組織は現在、様々な環境でデータを生成、コピー、保存しています」と、Bedrock SecurityのCEO、Bruno Kurtic（ブルーノ・クルティック）氏は述べている。76％の企業が迅速に完全なデータ資産目録を提供できないことを指摘し、大部分は重要なデータ利用情報へ迅速にアクセスできないと指摘している。CISOの約70％が、AI関連のデータ発見に関する新たな責任を報告しており、役割の進化を示している。

調査によると、組織の半数未満（48％）がAIおよび学習に使用される機密データの管理に自信を持っている。回答者は、複数のクラウド環境の管理、オートメーションの課題、より良い分類と可視性の必要性など、データセキュリティにおける重大な障壁を挙げた。

企業は今後の課題に備え、AIデータ利用のガバナンスを強化し、クラウド環境全体でのポリシーの実施を向上させることを優先しており、セキュリティ運用に関してよりデータ中心への移行を示している。

New Study: Security Teams Taking on Expanded AI Data Responsibilities as 82% Report Visibility Gaps