企業のデジタルトランスフォーメーションを推進するデジタルオペレーション・プラットフォームを提供するPagerDutyは、「2025年デジタルオペレーションの現状に関するレポート」を発表した。このレポートは、ITリーダーの間で投資対効果を重視し、より実用的なAI導入へとシフトしていることを明らかにした。同レポートは、複数の地域にわたる1,100人以上のオペレーションリーダーからの調査に基づいており、効率性、セキュリティ、イノベーションが今後のITオペレーションを形作る主要な優先事項であることを示している。

最新の調査結果は、組織がデジタルトランスフォーメーションに適応する中で、ITレジリエンスと自動化の効果的な利用が大幅に改善されていることを示している。特に、調査対象のリーダーの64％が、2025年のITオペレーション予算の増加を予想しており、これらの分野への投資を支援する意向を示している。

PagerDutyのチーフマーケティングオフィサーであるKatherine Calvert（キャサリン・カルバート）氏は、「PagerDutyの2025年デジタルオペレーションの現状に関するレポートは、AIがデジタルオペレーションのバックボーンに急成長し、労力を削減し、レジリエンスを改善し、驚異的な効率性を促進していることを示しています」と述べた。AI導入から得られる主要なパフォーマンス指標には、運用効率の向上（37%）、顧客体験の改善（36%）、データインサイトの向上（38%）が含まれている。

調査結果はまた、AI技術は成熟している一方で、自動化の導入に影響を与えるセキュリティリスクや人材不足に関する課題が残っていることを示している。その結果、71%の回答者がセキュリティおよびオペレーション予算の増加を予想しており、特にセンシティブなデータを扱う業界にとって重要である。

この調査では、88%の回答者が未来のITオペレーションにおいてエージェント型AIの役割が不可欠または周辺的であると見なしていることを指摘している。調査方法と調査結果の詳細については、PagerDutyのウェブサイトで入手できる。

PagerDuty report shows strong support for AI in IT operations