光ベンダーの米Ciena社、ベトナム通信大手FPT Telecom社の道を照らす
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ベトナムを拠点とするネットワーク事業者FPT Telecom社は1日、最新化への取り組みを推進するに当たって米Ciena社のコヒーレント光技術を選んだ。
FPT社は1997年の設立で、ベトナムにある63の省・市のうち59をカバーするインフラを持ち、22の国・地域に広がる46ヵ所のオフィスを抱えている。
今回の契約でCiena社は数種類の技術を使用し、エンターテインメントとIoTによってベトナム中で拡大している帯域幅需要に対処する。FPT社はまず、Ciena社の「WaveLogic Ai」コヒーレント光技術による光パケットプラットフォーム「6500」シリーズを展開する計画だ。
Ciena社でポートフォリオマーケティング担当シニアディレクターを務めるHelen Xenos氏は、SDxCentralへのメールで、「CienaのWaveLogic Aiは、100 Gb/秒や200 Gb/秒のソリューションに対して波長スループット速度が2倍あります。ネットワーク容量を増やし、ビット当たりの装置占有スペース、消費電力、費用を削減することができるのです」と述べている。
Ciena社のWaveLogic Aiを使用することで、FPT Telecom社は100 Gb/秒から400 Gb/秒までの任意のパスについて、ネットワーク容量を50 Gb/秒単位で最適化できるようになると氏は説明する。
Ciena社によると、同プラットフォームはFPT社の全体容量の強化に資するだけでなく、リアルタイムでリンクパフォーマンス指標も提供するため、FPT社は強化した容量をより良く最適化し、運用効率の向上を図ることができるという。
FPT社では、コヒーレント光技術の導入が済んだ後は、Ciena社のMCP(Manage, Control and Plan)ドメイン・コントローラの導入を計画している。Ciena社によると、MCPは展開プロセスの自動化を支援するもので、時間がかかり、しばしば退屈でもあるコンフィギュレーション作業を省くことができるという。
また、FPT社ではやはりCiena社の「Blue Planet Routing Optimization and Analysis(ROA)」プラットフォームを導入する予定だ。これによって複数ドメイン間での可視性と分析機能がもたらされる。
Ciena社、コヒーレント光技術を推進
本ニュースの数週間前にも、Ciena社は連続で複数の新規契約獲得を発表していた。主にコヒーレント光技術と「Blue Planet」ベースのネットワーク監視・自動化サービスによるものだ。
その中には、ブラジルのVogel Telecom社やインドのLightstorm Telecom Ventures社のネットワークに800 Gb/秒対応のコヒーレント光学機器「WaveLogic 5 Extreme」を展開するというものがある。
米Consolidated Communications社もまたCiena社を選んでおり、「Adaptive IP」プラットフォームを利用して有線ネットワークを最新化、新興の5Gサービスや5Gアプリケーションをサポートしようとしている。
![Tobias Mann](https://www.newsme.jp/wp-content/uploads/2022/06/tobias.png)
Tobias Mann is an editor at SDxCentral covering the SD-WAN, SASE, and semiconductor industries. He can be reached at tmann@sdxcentral.com
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