クラウドベースのログ管理およびセキュリティ情報とイベント管理（SIEM）プラットフォームを提供するSumo Logicは、AI技術とログデータを活用してデータギャップを解消するために新たなソリューション「Mo Copilot」とDynamic ObservabilityのプロトタイプをAWS re:Invent 2024で発表した。一般提供が開始された「Mo Copilot」は、DevSecOps向けの初のAI Copilotとして宣伝されており、重大なインシデントへの対応時間を大幅に短縮するための機能をチームに提供する。このプラットフォームは、開発者、セキュリティ担当者、IT運用チーム向けに、統一された真実の情報源と自然言語による修正提案を提供する「ジェネレーティブ・コンテキスト・エンジン」を新たに導入する。

「開発者、セキュリティ担当者、IT運用チームは、今日のアプリケーションのパフォーマンスとセキュリティを維持するための膨大な量の複雑なデータに圧倒されています」と、Sumo Logicの製品管理およびUX担当副社長（VP）のSteve Stover （スティーブ・ストーバー）氏は述べた。同氏はログデータを効果的に処理し、実用的な洞察を提供するために、新しいレベルの機械学習と生成AIの重要性を強調した。

「Mo Copilot」は、AI駆動のアシスタントとして機能し、DevSecOpsチームが構造化および非構造化のログデータからリアルタイムの分析情報を得て、インシデントの検出、調査、解決を行えるようにする。このアシスタントは、複雑なクエリ作成を簡素化し、インサイトを自動生成し、平易な言語でのクエリを可能にすることで、チームのスキルレベルに応じた能力向上を支援する。

「新しい Copilot機能は、私たちのチームにとって画期的な変革です」とHello FreshのセキュリティエンジニアリングマネージャーのMihai Calota（ミハイ・カロタ）氏は述べた。彼はAI機能が若手チームメンバーにもインシデントの解決に有意義に貢献できるようにする点を指摘した。

現代のアプリケーションが持つ複雑性に対応するために、Sumo LogicのDynamic Observabilityのプロトタイプは、ログ分析に依存した新しいアプローチを促進する。このプロトタイプは、正確な運用状況を提供し、パフォーマンスやセキュリティの課題に対する根本原因の分析と解決策を提案する。Sumo Logicはまた、新しい統一インターフェースを導入し、チーム間のデータ共有や協力を強化することで、トラブルシューティングプロセスの効率化をさらに推進する。

Sumo Logicの革新は、競争優位性や運用の安定性を維持するためにテクノロジーへの依存が高まっている現代の組織にとって、タイムリーに登場した。Sumo Logicは、自社の分析プラットフォームにAIを活用することで、アプリケーションのパフォーマンスとセキュリティ管理のあり方を再定義し、企業がより敏捷かつ迅速に対応できるよう支援することを目指している。

要約すると、Sumo Logicは、Mo Copilotと新しいプロトタイプによってDynamic Observabilityの最前線に位置し、組織がログデータを活用してパフォーマンス、セキュリティ、効率を向上させる方法を強化するよう努めている。

Sumo Logic Unveils AI Innovations for Dynamic Observability at AWS re:Invent 2024