eSIM技術、消費者が支持=米アムドックス調査
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【米国】近年、多数のハードウェアベースの技術が仮想化されているが、次はSIMカードの番かもしれない。
eSIMはデバイス内に組み込まれたデジタルSIMだ。物理SIMカードと同じようにキャリアのサービスプランを利用できる。「eSIMは個人ユーザーにとって柔軟な使い方が可能であり、ネットワークプロファイルの数はさらに急増していくことになるでしょう。接続サービスを速やかに、シームレスに組み込むことが可能です」。米アムドックス(Amdocs)のeSIM製品リーダー、シャハール・ヤコビ(Shahar Yaacobi)氏が米SDxCentralの取材で語った。
海外市場調査の米ダイナータ(Dynata)による報告「eSIM消費者傾向-2022年(eSIM Consumer Pulse 2022)」では、18歳以上の消費者2,500人を対象に調査を行った。回答者の内訳は米国から1,000人、英国から1,000人、オーストラリアから500人となっている。
その結果、81%が将来的にあらゆるデバイスにeSIMを組み込むというアイデアを「積極的に支持する」または「受け入れる」と回答、58%が自分の利用しているサービス事業者にeSIMを導入してほしいと回答している。
調査ではユーザー体験や持続可能性の面からもeSIMが消費者の関心を集めていることがうかがえるが、アムドックスによると通信事業者側の取り組みも行われている。「アップルやサムスンなどの自社ブランドメーカーがますますeSIM対応デバイスを増やしていますし、70以上の国で200を超えるMNOがすでにeSIMに対応、プロビジョニングや管理を実施しています」
「特に、ここ2年の間にマインドセットの変化が見られました」とヤコビ氏。「米AT&Tや仏オランジュ(Orange)、シンガポール・テレコム、英国のボーダフォンやO2といった大手がeSIMを採用しています」
「ここ数週間でもボーダフォン・ドイツやTモバイルUSなどからeSIM関連の発表がありました。この勢いは今後も強まっていくと見ています。自社ブランドメーカー各社はeSIM対応デバイスを増やしていくでしょう」
ヤコビ氏はeSIMが通信事業者の複数の事業分野で大きな価値を生むことになると考えている。「MVNOやオープンな販売チャネルについては、卸売のためのeSIM管理やサードパーティへのeSIM機能提供について議論しているところです」と氏。「法人向けに関しては、従業員のデバイス管理やEMM(エンタープライズモビリティ管理)、MDM(モバイルデバイス管理)との連携が焦点となっています」
「通信セクター全体でeSIMの導入が加速していますし、今後も続くと予想しています。eSIMのメリットや可能性について、消費者や通信サービスプロバイダの認識も広がっていくでしょう」。アムドックスの技術担当グループプレジデント兼戦略責任者、アンソニー・グーネティレケ(Anthony Goonetilleke)氏がリリースの中で述べている。
https://www.sdxcentral.com/articles/news/esim-technology-gains-traction-amdocs-finds/2022/09/
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Tommy Clift is a Reporter at SDxCentral covering telecom technology and services, rural carriers, broadband access, and diversity and inclusion. He is a graduate from from Colorado University Denver with a degree in music business and a minor in film writing. Tommy’s writing background comes from working in diversity and inclusion, news and arts reporting, grant writing, scriptwriting, as well as artist-collective journalism and event curating. He can be reached via email at tclift@sdxcentral.com.
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