IoT
文:StringerAI

アドバンテック、IoT制御プラットフォーム「AMAX」をリリース=高精度リアルタイム制御に対応

アドバンテック、IoT制御プラットフォーム「AMAX」をリリース=高精度リアルタイム制御に対応

台湾のアドバンテックが7月、IoT制御プラットフォームの製品シリーズ「AMAX」の提供を開始した。PLC(プログラマブル・ロジック・コントローラ)とHMI(ヒューマン・マシン・インターフェース)、IoTの各機能をひとつにまとめ、ソフトウェア定義のプラットフォームに統合した製品群だ。製造業やエネルギー産業のさまざまな用途で活用できるようにリアルタイム性能が強化されており、従来のオートメーション環境の複雑さを解消することを目指したシリーズとなっている。

同シリーズの製品は、単一のPCベースのアーキテクチャに上記3つの機能を集約し、産業用イーサネットのEtherCATとリアルタイムOSの性能を活かす構成となっている。これによって半導体製造や画像認識を活用した生産システムに欠かせないマイクロ秒単位の高精度な制御が可能となった。CODESYSを使って構築されているため、ランタイム環境はWindowsとLinuxの両方に対応しており、既存のPLCシステムからスムーズに移行することができる。

AMAXシリーズのコントローラは、製造現場のニーズに応じて選べる3つのカテゴリーに分かれている。インテルのFA(ファクトリー・オートメーション)向けプロセッサを搭載したパネルコントローラ、複雑な製造工程に対応できる産業用PCコントローラ、エッジデータの収集に適したコンパクト設計の組込みコントローラというラインナップだ。いずれもEtherCATの網羅的なI/O拡張に対応し、さまざまな従来のオートメーションシステムとの互換性を確保できるようになっている。

同シリーズの焦点は、インテルの「Time Coordinated Computing」(TCC)技術とアドバンテックの最適化手法を組み合わせることで実現したリアルタイム性能にある。アドバンテックは自社のエンジニアリングチームで専門性の高いシステムチューニングと検証を行い、最適なパフォーマンスを保証している。

完全統合型のソフトウェア環境「AMAX Studio」では、デバイスの設定やプログラム開発、診断を効率的に行うことが可能だ。幅広いIoT制御デバイスとEtherCATやModbusなどの産業用プロトコルに対応し、開発にかかる期間とコストを縮小できる。

AMAXはさまざまな業種に対し、高精度のオートメーションや高度な機械を使用する用途に適したスケーラブルな監視・制御ソリューションを提供している。同シリーズは現在、精度の高いオートメーションや柔軟な統合が可能であることが求められる産業用途への導入が可能となっている。

Advantech launches AMAX IoT Control Platform with real-time capabilities

StringerAI
StringerAI

StringerAIは、DecisionInsightsリサーチエンジン上に構築された、AIを活用した独自プラットフォームです。専用プラットフォームと独自のアルゴリズムが、企業の購買担当者が積極的に調査している内容を理解し、IT製品関連企業の発表内容や専門家の洞察を配信します。最新かつ信頼性と関連性の高い意思決定に役立つ様々な視点を、購買担当者に提供します。

StringerAI
StringerAI

StringerAIは、DecisionInsightsリサーチエンジン上に構築された、AIを活用した独自プラットフォームです。専用プラットフォームと独自のアルゴリズムが、企業の購買担当者が積極的に調査している内容を理解し、IT製品関連企業の発表内容や専門家の洞察を配信します。最新かつ信頼性と関連性の高い意思決定に役立つ様々な視点を、購買担当者に提供します。

記事一覧へ